Quick Japan

それから25年後の今日、日本も世界も、外に見える風景も人の中にある風景も大きく変わりました。テレビも新聞もコマーシャルな雑誌も、その頃の元気はありません。雑誌があふれていたコンビニエンスストアは24時間営業をやめるところも出てきました。雑誌の棚が大幅に縮小され、イートインのスペースに変わりました。紙の雑誌も次から次へとなくなっていきました。それに代わるかのように創刊されたウェブメディアも、急速に変化する時代、収益構造に右往左往しながらあがきつづけています。 『クイック・ジャパン』はテレビや新聞が報道しない、自分が「本当におもしろい」と確信したことだけを活字にする雑誌として創刊されました。1960年代のアメリカ西海岸で起こった、ロックを聴くことと同じように読むことのできるニュー・ジャーナリズムの精神を、1990年代の日本で展開する試みでした。 雑誌『クイック・ジャパン』は1993年8月、編集者の赤田祐一が私費を投じ、創刊準備号が出版されました(発行:飛鳥新社)。その後、1994年(平成6年)10月、太田出版から創刊号が発行され、2019年(令和元年)現在まで編集長を交代しながら25年間刊

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